先日、YouTubeのガンダムチャンネルで「機動戦士ガンダムF91」を観ました。
そのあと、現在、いろいろなガンダム作品の無料配信がされていることを知りました。
ただ、あまりに作品数が多くて、これはまだ観ていない富野カントク作品を優先して観るべきだろうな、と「ターンAガンダム」を観ています。
いつまで配信とかガンダムチャンネルに明記されていないのですが、現時点(2020年5月30日)で、10話まで公開中です。
第11話は、6月2日21時公開とサムネイルには表示されています。
マンガ「H2」について、さんざん人が亡くなる作品は観たくない、と書きましたが、戦闘を描いていれば話は別です。致し方なしです。
逆に実弾を使用して亡くなる人がいなければ、「図書館戦争」みたいに胡散臭いリアリティのない話になってしまいます。
「ターンAガンダム」は、どうもヒゲガンダム(本来、SF映画「ブレードランナー」などシド・ミードさんのデザインは大好きですが、未熟者の私にはどうしてもヒゲじゃなきゃいけなかった意味がわからなかったです)のデザインと、主人公の男なんだか女なんだかわからないデザイン、やたら髪にボリュームのある女性キャラが受け入れらず、観る気にならなかったワケです。
だから、いままでレンタルしてまで観ることはなかったのですが、さすが富野カントク。まだ10話までしか観ていませんが、敵味方いろんな人間模様が交錯してゆくさまが描かれています。
まあ、人間や国家というものは、米国式というかキリスト教圏式のハリウッド的善悪割り切り方では計れない、というのがこれでもかと描かれています。
大多数の人は、口では善悪を唱えながら利害で行動しますし、味方陣営も一枚岩ではなく、いろいろな思惑を秘めた人間がいますよ、と。
あとは、信用というのは一朝一夕では得られない。やった方は忘れても、やられた方は忘れないなどなど……ちゃんと人間の本質、普遍的要素が各所にちりばめられています。
いちおう設定としては、いわゆるファーストガンダム(「機動戦士ガンダム」)の未来の話。地続きの話ということらしいのですが、かなり関係ない話なので単体の戦争モノ、群像劇として秀逸です。
現在、無料ですし、観ておくべき富野カントク作品ではないかと愚行するしだいです。
ただ、コレ、子供が観てもわからない&つまらない、観る側が試される大人向けの作品だと思います。
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